2006の春先の話。
朝起きたらまだ天候はドンヨリしてて、厚い雲がダイヤモンドヘッドの上にかかっていました。
昨日のメールで友人から「カハラモールは浸水で水浸しで週末は営業しない」という情報と、「カパフル通りも洪水だった」という情報が送られて来ました。
あの時期はとにかく良く降るので、困ったちゃんでした。
それ以上に雨がザーザー降ろうものなら、そろそろ町中が壊滅状態だったわけです。
そして良いアイデアを考えつきました。照るテル坊主作戦です。
これは大雨の続いている時にしか出来ない時期もだし、手軽に出来てオツムてんテンで可愛くて、以外にウケそうだというアイデアでした。まだハワイではこの照るテル坊主に出会ったことは少なく、シアトルでは一部の白人に受けていました。
とにかく一気にやってみる価値はあると思いたち、誰かがやる前にサッサとやらないと旬を逃してしまうなどと考えながら、ティッシュ・ペーパーやらキッチン・タオルやらを使って作ってみたわけです。
そんなことをやりながらルーミー君とラナイに座って離していたら延々と長話になってしまいました。
前から思っていたのですが、ウチのルーミー君も私に負けないくらいに変人であることが分かりました。
この人は意外な場所で意外なことを平気でノリノリで出来きてしまうタイプの人です。
少し前はホテルの二階にある有名なゲイバーの下を歩いていたら、上から声がかかって、そのまま平気でバーに上がっていって身も知らぬ旅行者とジモピーの白人の友達をサッサと作って帰って来てしまいました。
そして数日前にワイキキを歩いていたらロコのお兄さんに声を掛けられて不思議がっていました。
何と声をかけられたか?
そのロコのお兄さんはルーミー君に向かって「君は日本から来たモデルか女優なのか?」と聞いたそうです。しかも日本語で・・・。
しかしルーミー君は女優でもなければ、モデルでもないし、女性でもありません。
ルーミー君曰く、「女優と思って声をかけたら男だったからビックリしたんじゃぁないの? でも後から別の日本人の女性に声をかけてたから、それしか言葉を知らないのかもしれないし・・・」。
そう言われれば、片言の日本語しか話せないロコのお兄さんがワイキキを歩いている日本人の女性を軟派しようとして片っ端から声をかけている姿はなんとなく健気な感じがしました。
単純に下手な鉄砲でも数打ちゃぁ当たるという戦法なのかもしれませんが、それにしても男性と女性を間違えるようでは困ったちゃんです。
ルーミー君にユニセックスな雰囲気がないかと聞かれたら、そんな感じがしないわけではないけれど、どうみたって端から見れば日本人の青年です。
その頃はルーミー君が朝からキチンとした格好をしてワイキキの有名旅行会社にお勤めに行っているのを目撃していたので、どうしてロコのお兄さんが彼に向かって「女優ですか?」なんて声をかけられるのか理解が出来ませんでした。
ましてや当の本人にいたっては「何の目的で声をかけられたのか分からない・・・」とかなりショックだったみたいです。
でもその反面で「ハイ。女優ですって言ってれば良かったかなぁ・・・。そう言ってたらどうなってたんだろう・・・?」と平気で言ってしまえる彼も変です。
さらに話しは続いて、やはりルーミー君は同じくワイキキのDFSの裏側を歩いていて、視線を感じて振り返ったらアジア人の女性を連れた白人の伯父さんにづ~っと見られていたそうです。
「ガールフレンドがいて、どうして男に視線を送るのか分からない・・・。バイセクシャルなのかしらねぇ・・・」と怪訝ぶっているルーミー君。
さらにスタバのレジのおネェちゃんに「あなたの目って奇麗ね」といきなり言われて、お目メが・・・になったらしいです。
世の中には視線を惹くタイプの人がいるのは確かなのだけれど、身近にそんな人がいると少し変な感じがします。
わたしのような変人が、一種変わったさらなる変人と一緒に過ごしているわけですから、これはすでに突飛を通り越してコメディーであるかもしれません。
そして話しは延々に続いて、変わった人たちの話になりました。
二人の変人がさらなる変人たちの話を本気でするわけですから、これはコメディーの何ものでもないと思います。
そして私は次のプロジェクトを思いついたわけです。
これはウケると思います。絶対にウケると思います。
なぜなら、そんな変人二人が変人の視点で、さらなる変人たちの生態をレポートするのですから、ウケないはずがありません。
題して「ワイキキの裏セレブ★ワイキキでこの人に出会えたらあなたはラッキ~」です。
ジモピーの視点でワイキキ周辺に出没する変な人たちを真面目にレポートするつもりです。
ちょっと話しただけでも有に20人以上は裏セレブの話しが出て来るのですから、しばらくはこのネタで日記が進むかも知れません。
グフフのフです。
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