マーカハ渓谷の奥にあるのが「カーネアキ・ヘイアウ」です。
このヘイアウは、マーカハ渓谷の中にある、ゲート付きの高級住宅街の中にあり、オアフ島で最も美しく再現されたヘイアウとして知られています。
この住宅街の門を抜ける際には、運転手の免許証、そして車の登録証、またはレンタカーの控えが必要になります。
入場料は無料。
毎週火曜日から日曜日:午前10時から午後2時までしか入れません。
また天候の具合によっては危ないので、雨の多かった日の後では入れてくれない場合もあります。
前回に来た時は、ちょうど午後2時を過ぎていた時で、日本から来たと言っても無駄で、絶対に入れてくれませんでした。
門で登録を済ませて車を走らせ、看板の表示に従いながら、
数分でヘイアウの入り口へと辿り着きます。
駐車場の脇には渓谷を流れる川があり、湿気が多いのが分かります。
このヘイアウを訪れる際には、虫除けのスプレーを持参するのをお勧めします。

このヘイアウのユニークさは、元々は農耕の神である、ロノを奉ったヘイアウとして始まっていることです。
しかし、後々のカメハメハ大王の時代に、カウアイ島攻略の目的で、
ロノのヘイアウから、闘神クーを奉った〈ルアキニ・ヘイアウ〉へと使用目的が変わっていることでしょう。
この〈ルアキニ〉とは生け贄という意味で、闘神クーを奉るヘイアウだけが、人間の生け贄を必要としていました。
このヘイアウを〈ルアキニ〉として変移させたのが、カメハメハのカフナ・ヌイ(カフナの頭)であったヘヴァヘヴァです。
カメハメハがハワイイ諸島を統一する前に、カウアイ島を制服する必要があったのですが、
何度かカウアイ島の制服を試みましたが成功しませんでした。
そういう背景があって、このヘイアウは、ロノのヘイアウから、カウアイ攻略の目的で、
カメハメハの信仰していた闘神クー・カイリモクを奉るルアキニ・ヘイアウとして作り替えられたのです。
しかし、結果的には、カウアイ島はカメハメハ軍との戦闘を行わずに、平和的に歩み寄りました。
その結果に、カメハメハとカウアイのチーフの間で条約が結ばれ、全島の統一が達成されます。

ルアキニ・ヘイアウを建設する際には、その他のヘイアウを建設する際とは、
全く違う方法をとらなければなりませんでした。
〈ルアキニ・ヘイアウ〉を建立するためには、数多くの人間の生け贄と、豚の生け贄が必要とされていたのです。
そういった意味でも、ヘイアウ・ロノから、ルアキニへと変移させられた、このカーネアキ・ヘイアウは、かなり特殊な背景を持っています。
その名前からも分かりますが、〈カーネ〉+〈ロノ〉+〈クー〉といった
ハワイアンの信仰していた四大神の内の、三つの神様に所以のあるヘイアウなわけです。

このヘイアウにも何度も行きましたが、その度に驚かされるのは、
この敷地の持つ浄化の力です。
通常〈ルアキニ〉と言うと、何だかオドロオドロしいものを想像しがちですが、
このカーネアキ・ヘイアウに関しては、そのような怨念めいた雰囲気はありません。
敷地内にかなりのティーの木が植えられているからかもしれませんが、
敷地内を巡って出て来るころには、かなりオーラが浄化されているのが分かります。
このヘイアウに最後に来たのは数年前で、その時も今回一緒に行ったお友達と、彼女のフラの先生のご一行様でした。
「何度来ても気持ちの良いヘイアウ」だと言っています。
前回のブログにも書きましたが、このヘイアウは、とても多くのティーの木で覆い尽くされています。
そのせいなのかも知れませんが、周辺の波動はかなりクリーンです。

ヘイアウの敷地内に入る手前で、自分の顔つきが明確に変わるのが分かりました。
動向がいつもよりも開いてしまい、目が上に引き上がる感じです。
私のオーラの中にハワイアンの男性が入って来たんですね。
こういうのは日常茶判事なので、もうあまり気にならなくなりました。
別に私の身体を使って悪さをしなければ大した問題ではありません。

わたし達は看板の指示に従って、反時計回りに左側にある道からヘイアウへと向かって行きました。
このヘイアウはテラスが段階になっている構造をしています。
最初のヘイアウ・ロノの時代から、5回に渡る増設を繰り返して、現在の段階式のヘイアウに進化したのだそうです。

ヘイアウ本体の横にある巨石の数々。
ハワイに西洋文化が入って来て、ハワイアンの宗教的な建物が全て廃棄されたのは1819年です。
現在からたったの約200年前の話しなんですね。
これらの建造物が廃棄され、放置されるまでは、このヘイアウも確実に命を持って使用されていたわけです。
敷地内に渡って石が引き詰められているわけですが、いったい昔はどのように保たれていたんでしょうね。
こんなに石が乱雑に組まれていたのでは、歩きにくくて仕方がありません。
ノースショアのプウオマフカヘイアウも同じような状態ですが、その一部の石敷は、かなり精密に美しく敷かれていますから、昔はきっと全体的にも滑らかな石敷だったのだと思います。

ヘイアウの左上にある石組みの名残は、このヘイアウを管理していたであろうカーフナ達の家があった区画です。
この区画の大きさからすると、多くて5~6人、たぶん4~5人くらいのカーフナしか生活していなかったでしょう。
この〈ルアキニ・ヘイアウ〉というのは、その他のヘイアウと違い、特殊な儀式を必要としていますから、そこに寝泊まりしていたカーフナたちも、それなりの位の方々だったに違いありません。

左下から見上げたヘイアウの上部。
ヘイアウの中には、その他のヘイアウではあまり見られない昔の建物が再現されています。
ヘイアウの後ろは、鬱蒼とした緑の森です。
ティーの木に混じって、そこここにヘリコニアが育っていました。
このヘリコニアは直立性種のものです。
背丈が短く、苞が10個以上ついてますから、たぶんヘリコニア・ビハイでしょう。
これらのヘリコニアは、元々ハワイの島々に生息していた植物ではなく、南米とかメキシコ、西インド諸島から持ち込まれたものです。
今ではスッカリとハワイの亜熱帯の大自然の中に溶け込んでしまっていますね。

お友達はこれらのヘリコニアを間近で見たことがなかったらしく、とても驚いていました。
そしてさらに驚いたことに・・・・。
ナチュラル・スピリット(自然霊)の登場です。
わたしは何度も遭遇しているので別段に驚きも何もなかったんですが、初目撃したお二人は、とても驚いていたというか、感動していました。
目撃したと言っても、肉眼で見える類いの精霊ではありません。
ではどうしてそこに精霊がいるのが分かるのか?
それは、動くからです。
例えば、風も吹いてないのに、一枚だけ葉っぱがピロピロと、まるで回転するように動いたりします。
「あれぇ~、葉っぱに乗って、向こうに動いてるじゃぁないの・・・」と関心していました。
今回の場合は、目の前にあったヘリコニアの群れの葉の上を、スキップするようにしてわたし達が向かう進行方向へと移動して行きました。
今回の聖地巡りでは他の場所でも、このナチュラル・スピリットさんに絶えず遭遇しました。
森の中とか、自然が沢山残っている場所だと、かなりの確率で遭遇することが出来るんですが、普通の人はそんなことに気を配らないので、そこに精霊がいても、ただ気がつかないだけだと思います。
ワイキキの中でも見かけることが多々ありますから、お花や植物がある場所には、多かれ少なかれ存在しているんだと思います。

ヘイアウの上部、後ろから眺めた内部。
ビショップ博物館にて再現されたとても小さな「クー」のキイ(イメージを掘り込んだ木像)が立っています。
実際にはこの三倍から四倍くらいの大きさのキイが奉られていたはずで、しかもたったの一体だけではなく、複数のキイが敷地内に建っていたはず。
日頃はあまりヘイアウの敷地の近くまでは行かないんですが、今回は何故か近くに行っても大丈夫な感じだったので、少し近くまで寄らせていただきました。

キイの両端に再現されて建っているの二つの塔が、アヌウと呼ばれるオラクル・タワー(神託の塔)です。
これも実際のものよりもカナリ小さく再現されているはずです。
神託をする際に、男が塔の中に座ることが出来なければなりませんでしたから、この大きさと、構造では小さすぎて無理ですね。
さらにこのアヌウには、白いカパ(樹皮を叩いて伸ばした布)が張られていたんです。

手前にあるのが祭壇を再現した〈レレ〉。
〈レレ〉とは〈飛ぶ〉という意味です。
この祭壇に捧げものがおかれて、そのマナが神様へと飛んでいったわけです。
その後ろに見える藁葺きの家が再現された〈ハレ・マナ (マナの家)〉。
このハレマナには、ヘイアウの中で行われる儀式に使われた大小様々なキイが保管されていたはずです。

このハレマナの向かいには〈ハレ・パフ〉と呼ばれる、聖なる太鼓を収めた家があります。

闘神クーのイメージを再現したキイ。
昔のように、マナを与えるために必要な儀式を完全に再現して掘り込まれたわけではありません。
小さいというのもありますが、何となく可愛い感じがしますね。
でも一応は【生け贄のヘイアウ】ですから、可愛いなんて言ってはいけないのかもしれません・・・。

このヘイアウにも、その他のパワースポットと同じように、複数のヴォルテックスがあります。
私はとても簡単にそのヴォルテックスを探せてしまうので便利なんですけど、一緒に行った方達はそうではないので、お目眼が…になります。
でも「ここがそうだよ」と教えてあげると、ちゃんと身体で体感していました。
私が思うに・・・。
要はヴォルテックスを探すという意識が少ないので、見つけにくいんでしょう。
身体で電磁的な渦を体感できるわけですから、体験が増えて行けば、きっと彼女達も簡単に探せるようになるんだと思います。
このヴォルテックスですが、渦の中に入ったり、出たりするんですが、これを行うと、数日間くらい非常に眠たくなります。
まぁパワースポットアタリというものですね。
ただ出たり入ったりするだけではなく、そこでエクササイズまで行ってしまいますから、それに輪をかけてしまうのでしょう・・・。
こういう場所には何度も行ってますから慣れている方だと思っていました。
しかし、前回も今回も、帰って来てから数日間は寝っぱなしでした。
電磁的なエネルギーの渦の中にいるわけですから、身体が代謝するエネルギーの比率が変化するんです。
それに慣れるまでに時間がかかるわけです。


ヘイアウの右端にある細い石敷の道を降りて行く時に、たくさんのティーの葉の間を通ってゆきます。
このヘイアウは段階式になっていますから、斜面に建立されているわけです。
この小道から見ると、けっこう急な斜面に作られているのが良くわかります。


下から見たヘイアウの姿。
これだと一体なんなのか皆目検討もつきませんね。
こういう聖地では色んな不思議なことがおきます。
もしかしたらオーブが写せるかも? と思ってカメラのモードを切り替えたんですが、何度挑戦してもシャッターが降りないんです。
ここのオーブたちは写真に撮られたくなかったんでしょうね。
ヘイアウを出たあたりから、身体の中に潜んでいたものが動き出したので、そこいら辺に生えていたティーの葉を三枚ほど拝借して、お友達に身体を叩いてもらいました。
オーラの中にも、身体の中にも、自分のものではない意識体とか、想念体とかが張り付いたりしてるんです。
とりあえずオーラのお掃除もして、次の目的地へと向かいます。
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