いま続いているのは小説「ブルー・ドルフィン」のコンパニオン本でピクチャーBOOK「青いイルカと泳いだ日」の中からの抜粋です☆
女装とトランスジェンダーの違いとは?
GLBTというのは、G:ゲイ、L:レズビアン、B:バイセクシャル、T:トランスジェンダーの頭文字を並べた、セクシュアルマイノリティーの総称です。
その中でよく思い違いされるのがトランスジェンダーだと思います。
トランスジェンダーの精神性について本格的に知りたいと思ったのは小説が切っ掛けでした。
頭の中の仮想現実にリアリティーを加えて小説化するために、性転換に関することを良く知りたいと思った私は、トランスジェンダーの友人にインタビューを申し込みました。
そして別のトラニーの方にも話しを聴き、性転換をテーマにした映画やドキュメンタリーもかなり観ました。
そこまで学習したことで「ドラッグクイーン&女装趣味 VS トランスジェンダー」の違いが明確に解ったのです。
このリサーチは小説のためでしたが、様々な角度から、とても強い衝撃を受けました。
男性で女性の格好をするのが好きな方々がいらっしゃいますが、そのような趣向は頻繁に女装フェチとも呼ばれ、その逆で女性で男装が好きな方々もいらっしゃいます。
この〝女装〟または〝男装〟というカテゴリーがややこしいのです。
まずゲイの男性の総てが女装したいわけではありません。
それと同じくゲイの女性の総てが男装したいわけでもありません。
女性的な男性が好きなゲイの方もいらっしゃいますが、パーセンテージ的には半数以下でしょう。
一般的にゲイの男性は、自分と同じ男の外見の方が好きなのです。
古い日本的な観点だと、男性が好きな男性=女性的→女装趣味という固定概念が強いかも知れませんが、この理解は間違いです。
それと同じように、女性が好きな女性=男性的→男装趣味というのも正解ではありません。
同性愛の場合は、お互いを愛するために異性愛の形のように片方の男性が女性化、または片方の女性が男性化する必要はないのです。
ヘテロセクシャルな世界での「女性と男性でペア」という視野はヘテロな法則ですが、それをGLBT世界に当てはめて考えるのは無理があり過ぎるとしか書きようがありません。
ドラッグクイーン&トランスベスタイト
次に女装というのも色んな分野があります。
エンターテイメントとして女装するゲイの男性は、一般的にドラッグクイーンと呼ばれ、傾向的にスタイルとしては大げさで、鬘もメイクもド派手で演出が強いものです。
ドラッグクイーンはエンターテイメントの延長線上にあるファッション的な〝スタイル〟なのです。
そしてドラッグクイーンになって出かけ、社交を楽しんでいる男性の多くは、性転換して女性になりたいとは思っていません。
ドラッグクイーンの主体は、一時的に女性の格好をして、ファッション、または演劇的に楽しむ、または周囲を楽しませるという〝様式美〟です。
ゲイのドラッグクイーンと似た方向性で、ストレートの男性で女装を楽しみたい方々もいらっしゃいます。
こちらは一般的に女装フェチと呼ばれるようです。
女性の格好や下着、香水などに愛着が強い男性の方々のことだと私は思っています・・・。
ようは、女性が好きでたまらない男性が、女性の下着の臭いを嗅いでしまう的な衝動、その延長線上にあるのではないかと思うのですが、この部分は私の脳では憶測の域を出ることは無いので、よく解りません・・・。
男性としてボクサーパンツが好きか、ブリーフが好きか、パンティーが好きかという、皮膚感覚の違いのようなものではないでしょうか・・・。
このジャンルは、トランスベスタイト/女装趣味とも呼ばれます。
一言に女装といっても奥が深いものです。
一時的に女装を楽しみたい男性の方向性は二つに分かれます。
①ゲイ男性のドラッグクイーン
②ストレートまたはバイセクシャルな男性のトランスベスタイト
パッと見では同じような感じがしますが、本質的には大きな違いがあります。
このややこしい世界に、真剣に女性になりたい男性が混在しているので解りにくいのです。
これらの世界を最も解りやすく説明できるのは、香りかも知れません。
ストレートの男性は女性的な香りに誘惑されますが、ゲイの男性はそうではなく、男性的な香りに引かれます。
アロマセラピーを通じて精油のことを勉強した人ならよくわかると思いますが、香り=匂いというのは、直接的に脳や感覚的な刺激へ働きかけることが可能な類いのものです。
匂いが食欲を刺激するように、性的にも精神的にも大きな影響力を持っています。
トランスジェンディング
トランスジェンダーというのは、男性の身体に生まれたけれど、中身は女性なので、性転換して女性になった方々のことです。
女性として生まれたけれど、中身は男性。女性が性転換して男性になった方々も含まれます。
トランスジェンダーは性転換まで追求するわけですから、一時的な娯楽レベルの楽しみではないことが根本的な違いで、ドラッグクイーンとトランスジェンダーの精神性は大きく違うのです。
性転換に関しては、完全に総てを手術してしまう方と、顔だけ、胸だけなどと部分的に変更する方々もいらっしゃいます。
ドラッグクイーンは遊びだけれど、トランスジェンダーは一人の人間としての存在意義がかかっているのです。
ですから、ここの部分を一緒くたにしてはいけません。
トランスジェンダーは一時的な女装のレベルではなく、生涯を通じた女性になることが目標だということです。
一般的には、この違いが解らないために、トランスジェンダーをドラッグクイーンと勘違いしてしまうことが多いのです。
性転換というのは手術を受ければ完了するという簡単なことではありません。
多くの場合は家族関係や、人間関係を危うくさせ、場合によっては〝命がけ〟です。
この小説のために色々とリサーチした結果、自分の命を掛けてまで性を変換したいと願う人たちの精神性と、一時的な遊びを一緒にしてはいけないのだとよく解りました。
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性転換に関しては、完全に総てを手術してしまう方と、顔だけ、胸だけなどと部分的に変更する方々もいらっしゃいます。
ドラッグクイーンは遊びだけれど、トランスジェンダーは一人の人間としての存在意義がかかっているのです。
ですから、ここの部分を一緒くたにしてはいけません。
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一般的には、この違いが解らないために、トランスジェンダーをドラッグクイーンと勘違いしてしまうことが多いのです。
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多くの場合は家族関係や、人間関係を危うくさせ、場合によっては〝命がけ〟です。
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愛の島の呼び声を聴いたなら
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