アロハ
いま続いているのは小説「ブルー・ドルフィン」のコンパニオン本でピクチャーBOOK「青いイルカと泳いだ日」の中からの抜粋です☆ヘテロな異世界
小説ブルードルフィンの文字校正を頼んだ活字中毒の友人から質問されました。
彼女は二人の息子を立派に育てた50代のヘテロセクシャル女性です。
では一体なにを聴かれたか?
「ゲイの人たちって女性になりたいんじゃないの?」
ドッヒャ~! と呆れ顔になってしまう類いの質問です。
いったい何度この手の質問をされたか解らないし、数えるのも止めました。
世の中のヘテロセクシャルの頭の中は興味深いです。
どうしてヘテロの方々は、男性が好き=女性化したいと考えるのでしょう?
「男が好き=女性になりたい」または「女性が好き=男性になりたい」という図式は、ヘテロセクシャルな世界観のみに通用するものです。
この考え方はヘテロ性の視点から捉えたステレオタイプの姿です。
理由はそれしか当てはめられないから。
では、ヘテロ思考での「男が好きだから女になりたいのでは?」というアイデアがどこから生まれるのでしょうか?
これは男女の間で行われるセックスの体位に関係しているとしか思えません。
男性は女性に挿入する、女性は男性を受け入れるという図式が男女間では普通です。
それに当てはめて考えてしまうのは妥当な考えだと思いますが、実はゲイの世界では趣が違う部分が沢山あります。
これに密接に関係するさらに不可解な質問があります。
「どっちが男役なの? どっちが女役なの?」
これも極めてヘテロ的なもので、雄+雌という動物的な考え方、異った姿の性器に固執した考え方とも言えます。
ヘテロなセックスは「挿入したい+挿入されたい」という体位に固執している、執着しているようです。
そのアイデアをゲイの世界に押し当てるのは極めてナンセンス。
ゲイセックスの場合〝ヘテロな挿入〟が必ずしも適用されるわけではありません。
解りやすく男女のセックスの図式に当てはめて、挿入する立場を男役、受け入れる側を女役としましょう。
男女の場合この図式が変わることはありません。
しかしゲイの場合は変わりえます。
ゲイのセックスにも体位的に男役、女役という位置はありますが、それだけではなく両方できる方も多々います。
立場をスイッチできる、両方の立場が好きなカップルも多いのです。
また〝挿入〟はヘテロな法律かも知れませんが、ゲイセックスの中では絶対的な位置でもありません。
中には挿入を好まない人、挿入がセックスの中心ではないカップルもいるのです。
ゲイの場合、同じゲイの男性に愛されるために自分を女性化させる必要はありません。
基本的に女性的よりも男っぽい男性の方がもてはやされます。
ヘテロの世界でも男っぽい男性を好きな女性もいるし、中世的な男性が好きな女性もいます。
中には若くて子供っぽい男性がお好みの女性も多々いるでしょう。
ヘテロ男性でも、女っぽく、色っぽい女性がお好みな男性もいますが、男性側からの女性の好みのヴェリエーションはそれだけではありません。
男性的な強さを持っている女性に引かれる男子も多々いるし、女性の尻に敷かれたい男性も多々いるように見えます。
その発展系ではカッコいいブラックレザーの女王様にビシバシと鞭で打たれて犯されたい男性は意外と多いものです。
では、これを簡潔にまとめてみましょう。
ヘテロセクシャルであれ、ホモセクシャルであれ、性愛の基本は〝性が表される形〟です。
ヘテロ男性は〝女という形〟が好き。
ヘテロ女性は〝男という形〟が好き。
ヘテロな世界では男+女でペア:対になり、その基本は、自分とは違っている〝異性の形〟を選ぶということです。
この部分がヘテロセクシャルとホモセクシャルでは違います。
ホモセクシャルの基本は〝自分と同じ形〟を選ぶことです。
ゲイ男性は〝男という形〟が好き
ゲイ女性(レズビアン)は〝女という形〟が好き
ちなみに〝ゲイ〟という言葉は、男性に対してだけでなく、女性に対しても使われます。
これをゲイ&レズビアン:G&Lセクションと呼びます。
そして世の中のゲイ男性の総てが女性化したいわけでも、ゲイ女性の総てが男性化したいわけでもありません。
男性で女性化したい、女性で男性化したい方はTセクションに属する方々です。
T=トランスジェンダー:性転換者
そして意外と思うかも知れませんが、性を変換したいと望んでいる方々の意識=中身は同性愛ではなく〝ヘテロセクシャル:異性愛〟です。
中身=魂の方向性がヘテロだということです。
ということで、ゲイの方にヘテロな視点で質問をする際はよく考えてから聴いてください。
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